黒い羊を見て思い出したこと。

欅史上いちばんすき。

まず出だしの「あやふやなものはハッキリさせたい」ね。わかるわかるぞ〜。短所は何事も白黒つけずにはいられないところ。すきかきらいか、0か100かでできています。どうも、こんにちは。

 

…もう発売しちゃったし、BRODYで解説もされてしまったけど

あくまで初めて聞いて、そしてMVを見た時に、しかも思い出したことっていう謎の話。

 

私が最初に思ったストーリーは色んなことに悩む人たちを助けようとするのに拒否されて、それでもなお救おうとしている主人公。


私が小学5、6年生の頃、 女子グループの中で1人をローテーションでいじめるっていうのが流行って?いた。私自身は小3の時の転校でしくじりw どのグループにも属さない、いわばカーストの外側だったので、 ひとりでいるか、弾き出された子と一緒にいる状態。 でもその子もローテーションが変われば、 元のグループに戻って次のターゲットや私の悪口を言う… そんな繰り返しがあったなーっていうのを思い出した。

最初は無駄に正義感の強い子だったのでボスとバトったこともあったし、はぶられた子自身を諭したこともあったけど、いつか疲れてそんなこともやめて、 ただ私と一緒にいたいならいればいいんじゃない? と思うようになり…現在に至る(15年以上前の話)(いろんな意味でやばい)

だから、あの主人公は拒否られてもハグしにいっていて強いなって。なんだろうな、私はハグしていても求められるからするだけで、諦めの方が強かったというか。救えるわけないって思っていた。

 

だって、普通に考えて意味わかんなかったもん。なぜいじめられたにも関わらず、元のグループに戻って、そして次の子の悪口を言えてしまうのか。

でも、黒い羊を聞いてその子達の気持ちが少しわかった気がする。この曲でいうところの「白い羊」でいなければ、学校、教室っていうあの狭い世界じゃ生きていけなかったんだなって。

私は都合のいい時だけ利用されて、ひとりぼっちな自分がいちばん辛いと思っていたけど、たぶんそれは私がひとりでいることなんかよりもずっとずっと辛いことだったんじゃないかなって。


だから私は1番最後の「自らの真実を捨て〜ここで悪目立ちしてよう」の部分が何度聞いても泣いてしまうくらいだいすき。

 

なぜそんなに黒い羊が響いたのかって、この話を旦那にして、いじめられたことない系だからわかんないよね?って言ったら、まさかの虐めれてる子と仲良くして若干火の粉被ったことある系だった。え、こいつ小林由依?(あの指差しほんと怖い)でも結構本気で気にしてなくて。だから、いじめられたことないって言ってたみたい。つよい。

なんだよ、あるあるだったのかよ。とか思いつつ。でもそんなことを15年以上も根に持ってるってことは、本当は私も白い羊になりたかっただけだったんだなって。

だから本気で黒い羊でいるっていってくれるこの曲がだいすき。こんな私ですら救ってくれそうだから。

 

明るくポップな応援歌じゃなくて、一緒に病んで寄り添ってくれる欅がすき。

滝行ロケやばかったし、どうかヒット…というかひとりでも多くの人を救えますように!